目指せ月面一番乗り、18組が競争中 賞金は20億円

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1969年の人類初となる月面着陸以来、月面を歩いたのはわずか12人

1969年の人類初となる月面着陸以来、月面を歩いたのはわずか12人

(CNN) 民間企業による月面探査の一番乗りを競う米グーグルのレース「ルナ・エックス・プライズ」は、来年12月末に期限を迎える。世界で日本を含む18の参加チームが探査機の試作などに取り組んでいる。

レースは7年前にスタートした。探査機を月に到達させたうえで、月面を500メートル以上走らせ、高解像度の映像を地球に送信させることなどが条件。政府からの助成は資金の10%以下に抑えなければならない。一番乗りのチームには、賞金2000万ドル(約20億円)が贈られる。

主催財団の責任者は、「競争は技術革新につながる。ルナ・エックス・プライズには、優秀な人材を集めて民間宇宙開発を加速させる効果がある」と話す。

参加チームの1つ、米アストロボティック社にはもともと、月と地球を結ぶ物流事業という長期計画があり、始動のきっかけとしてレースへの参加を決めた。

米カーネギーメロン大学と共同の「スカイライト計画」では、月面上の「死の湖」への着陸を目指して宇宙船と探査機の開発に取り組んでいる。月面で見つかっている縦穴が地下の洞くつにつながっているとの仮説を検証する予定だ。

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