NASA、2つの巨大太陽フレアを観測

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NASAの観測衛星が米東部時間の10日午前7時42分にとらえたX等級の太陽フレア=NASA提供

NASAの観測衛星が米東部時間の10日午前7時42分にとらえたX等級の太陽フレア=NASA提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、10日に観測された巨大な太陽フレアの写真を公開した。この日は少なくとも2つの大型フレアが観測され、1つは米東部時間の10日午前7時42分、もう1つは同8時52分にピークに達した。

NASAによれば、太陽フレアは大規模な爆発現象で、ガスやプラズマなどの物質が太陽系に放出される。人体に有害な放射線は地球の大気圏を突破できず、健康に影響が及ぶことはないが、GPSなどの通信には障害が出ることもある。

10日に観測されたフレアはそれぞれ「X2.2」「X1.5」に分類された。NASAはフレアを5段階の等級に分類しており、Xは最大級。次いで「M」が中規模、「C」は小規模となる。数字の部分は各分類の中でのフレアの強度を示し、「X2」の強度は「X1」の2倍、「X3」は3倍を意味する。

写真は24時間態勢で太陽を観測しているNASAの観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー」で撮影された。

太陽活動はここ数年で活発化しており、NASAは今年に入ってから既に大規模や中規模のフレアを複数観測している。ただ、10日に観測されたフレアは異例の明るさだった。

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