日米共同開発の降水観測衛星、打ち上げ成功

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日米共同開発の降水観測衛星を打ち上げ=NASAから

日米共同開発の降水観測衛星を打ち上げ=NASAから

(CNN) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)が総額9億ドルをかけて共同開発した全球降水観測(GPM)計画の主衛星が、28日午前3時37分に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。

NASAによると、衛星は30分ほどで軌道に到達、ソーラーパネルを展開し、地上への信号の送信を開始したという。

GPMの副責任者を務める科学者のゲイル・スコフロニック・ジャクソン氏によると、総重量4トンのこの衛星は最新鋭の降水観測衛星で、わずかな降雨量の記録も可能だという。GPMは今後、レーダーやマイクロ波を使って降雪観測も行う。

同氏によると、この衛星は同機の観測データと他の衛星のデータを統合し、3時間ごとに世界の降水分布のデータを送信する。衛星は少なくとも5年分の燃料を積んでいるという。

「この衛星からの観測データを使って、洪水や地滑りを予測したり、ハリケーンの動きを追跡し、海岸線のどこに避難すべきかが把握できるようになる」とジャクソン氏は語る。

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