グランドキャニオンで「逆転層」観測、まるで雲の上の世界

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(C)Erin Huggins/National Parks Service

(C)Erin Huggins/National Parks Service

(CNN) 米アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園で感謝祭の連休にかけて「逆転層」と呼ばれる気象現象が発生し、峡谷が雲の海の中に浮かぶような光景が見られた。

専門家によると、逆転層の現象は、冷たい霧が暖かい空気にふたをされる形で谷底に閉じ込められて発生した。この一帯に降った雪が溶け始め、地表付近に冷たい大気の層を形成。寒気は暖気よりも重いことから谷底に沈んで霧を発生させ、雲の川が峡谷に沿って流れるような光景を作り出した。

逆転層そのものは珍しい現象ではないという。しかし今回は晴れ上がった空を背景に空気の層が際立って見えたことから独特の光景が出現した。逆転層が起きると普通は視界がはっきりせず、霧の中にいるような状態になるという。

公園当局によると、逆転層は感謝祭の連休中、29日と1日の2度観測された。やがて気温が上がると霧が晴れ、元の光景に戻ったという。

この光景を写した写真は同公園のフェイスブックやインスタグラムに掲載されている。

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