民間補給船「シグナス」打ち上げ ISSとドッキングへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米宇宙企業が無人補給機「シグナス」を打ち上げ=BILL INGALLS/NASA提供

米宇宙企業が無人補給機「シグナス」を打ち上げ=BILL INGALLS/NASA提供

(CNN) 米宇宙企業オービタル・サイエンシズ社は18日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「シグナス」の打ち上げに成功した。

打ち上げは米航空宇宙局(NASA)のバージニア州ワロップス飛行施設で、オービタルの「アンタレス」ロケットを使って行われた。アンタレスの打ち上げはこれで2回目となる。

打ち上げから約10分、シグナスが2段目のロケットから離れると、同州ダレスにあるオービタルの管制室では歓声が上がった。

シグナスは3日間テストを行ったのちにISSに接近、ドッキングは22日に行われる予定だ。打ち上げは当初、17日に予定されていたが、悪天候と技術的な問題により1日延期された。

シグナスは高さ約5メートル。今回運んだ荷物は約680キロだが、最大で2000キロを運ぶ能力があるという。

同じくISSへの物資運搬を担っているスペースX社の補給船「ドラゴン」が再利用や有人飛行も視野に入れているのとは異なり、シグナスは「使い捨て」。ISSから出た廃棄物を乗せて約1カ月後に大気圏に再突入、燃え尽きることになっている。

スペースシャトル退役後、NASAはISSへの物資補給をオービタルとスペースXに委託。オービタルの場合、8回の打ち上げで19億ドルが支払われる契約になっている。

ちなみにスペースXの契約は、12回の打ち上げで16億ドル。すでに2度の打ち上げを終えている。

「サイエンス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]