強盗事件から12年、食料品店に届けられた謝罪の手紙

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12年前の強盗を手紙で謝罪

(CNN) 米テネシー州ナッシュビルの食料品店で約12年前、強盗事件が起きた。当時の犯人とみられる人物から最近、現金と謝罪の手紙が店に届けられ、感激した店主らがその手紙をツイッターなどで公開した。

事件が起きたのは寒い夜だった。ソンブーン・ウーさんはその日も父が経営するアジア食料品店で仕事をしていた。フードで顔を隠した男性客が来店し、ビールとたばこを買おうとした。ウーさんの父がレジを開けると、客は突然けん銃を取り出し、レジの現金をすべてよこせと要求した。

店に強盗が入ったのは初めてのことだった。ウーさん父子は言われるままに現金を渡し、けが人が出なかったことにただ感謝した。その後、事件の記憶はいつしか薄れていったという。

12年近くたった今月6日、ウーさんが店番をしていると2人の男性が入ってきた。「店主に渡してほしいものがある」と話し、1人がカウンターに封筒を置いた。「現金が入っている」と言われ、ウーさんは「父がいる時に出直してほしい」と封筒を返した。2人はいったん外へ出て何か話し合っている様子だったが、再び店に入って封筒を置き、そのまま歩き去ったという。

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