子猫2匹が地下鉄止める ニューヨーク

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保護された子猫

保護された子猫

ニューヨーク(CNN) ニューヨークで29日、子猫が地下鉄の線路に侵入したために一部路線の運行が90分間にわたって止まるという出来事があった。

地下鉄を運行する都市交通局(MTA)によれば、運行を見合わせたのはブルックリンを走るB線とQ線の一部区間(約10キロメートル)。午前11時に2匹の子猫の目撃情報が寄せられたことを受け、捜索を行うために電力供給を止めたという。

トンネルには走行用のレールに沿って列車に給電するためのレール(第3軌条)が設置されており、通常は600ボルトの高圧電流が流れている。

ニューヨークの地下鉄ではネズミなどが走り回っているのはよく見かけるが、猫は珍しい。

かわいい子猫のためとはいえ、利用者からは不満の声も聞かれた。CNNの系列局WABCの取材に応じたMTAでの勤務経験がある乗客のひとりは、「金の無駄使いだ。もっと別のことができたはずだ。しかしこれがMTAだ」と述べた。

今回の騒ぎには、ニューヨーク市警(NYPD)も出動。ポール・ヌグ警部補は、「列車が止まると、混乱をまねく。利用者が安全に目的地まで行けるようにするのが我々の仕事だ」と語った。

MTAによれば子猫らは7時間以上、線路を歩き回ったすえに午後6時30分頃にようやく保護された。警察によれば、動物の保護施設に収容されたという。

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