第2次大戦のドイツ爆撃機、70年ぶりに引き揚げ 英仏海峡

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ドイツ空軍の爆撃機が70年ぶりに引き揚げられた

ドイツ空軍の爆撃機が70年ぶりに引き揚げられた

(CNN) 第2次世界大戦中に英仏海峡に沈んだドイツの爆撃機が12日までに、約70年ぶりに海底から引き揚げられた。修復作業を経て、英ロンドン北部の英空軍博物館に展示される。

英BBCなどによると、爆撃機をはしけの上に引き揚げる作業は10日に行われ、無事完了した。

引き揚げられたのはドイツ空軍の爆撃機でドルニエ社製の双発機「Do17」。ドイツと英国が戦った「ブリテンの戦い」で1940年8月26日、英空軍が撃墜した。当時製造された1500機のうち、現存することが分かっている最後の1機だという。

機体は英軍戦闘機「デファイアント」と戦って損傷し、深さ約15メートルの海底に上下逆さまの状態で沈んだ。パイロットや乗員は脱出して捕虜となったり、死亡したりしたという。

2008年になって、この機体がほぼ完全な形で発見された。着陸用のタイヤにはまだ空気が残り、プロペラには損傷の跡が残っていたという。

空軍博物館は約60万ポンド(約9000万円)を投じて機体を引き揚げ、修復するプロジェクトに乗り出した。2年がかりで腐食防止の処理を行うなど修復を進め、ブリテンの戦いの様子を今に伝える存在として展示を予定している。

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