エジプト古代神殿に中国語の落書き、15歳少年の両親が謝罪

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短文投稿サイトに落書きの写真が投稿され、非難が巻き起こった=Weiboから

短文投稿サイトに落書きの写真が投稿され、非難が巻き起こった=Weiboから

香港(CNN) エジプトの観光地ルクソールで3500年前の神殿に中国語の落書きが刻み込まれているのが見つかった。これを見つけた観光客が中国の短文投稿サイトに写真を投稿したことがきっかけで、非難の声が殺到。観光で同地を訪れた15歳の中国人少年の両親が28日までに謝罪した。

問題の落書きは、ルクソール神殿に描かれた人物画の胴体部分に、中国語で少年の名前と共に「ここに来た」と書かれていた。

これを見つけた別の中国人観光客が写真に撮り、5月24日に短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」に投稿。「エジプトで最も悲しかった瞬間。あまりに恥ずかしくて隠れたくなった。エジプト人ツアーガイドに『本当に申し訳ない』と謝罪した」とのコメントも添えた。

この投稿は9万回あまりも転載され、「我々全民族にとっての恥さらし」などの批判が相次いだ。少年の身元はネット上で1日足らずで突き止められた。

英字紙チャイナ・デイリーによると、落書きをしたとされる15歳少年の母親は、「エジプトの人たちと、この問題を注視していた中国の人たちに謝罪したい」という談話を発表。息子がやったことの責任は自分たちにあり、本人にとっても教訓になったと述べている。

中国国営新華社通信によれば、落書きは現地の係員が消そうと試み、ある程度は改善されたが、完全に消すことはできなかったという。

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