火星への片道切符、申し込みは7万8千人以上

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片道切符による「火星移住構想」

(CNN) オランダの非営利団体「マーズ・ワン」が先に打ち出した、片道切符による火星への移住構想への参加者募集で、同団体は10日、申込者はこれまで7万8000人以上に達したと発表した。

申請者の出身は120カ国・地域以上に及び、首位は米国からの1万7324件だった。マーズ・ワンの報道機関向け声明によると、2位は中国の1万241件で、英国の3581件が次ぎ、ロシア、メキシコ、ブラジル、カナダ、コロンビア、アルゼンチンとインドなどが続く。

応募は今年8月31日まで受け付ける。

同団体のランスドルプ最高経営責任者(CEO)は声明で、「計画は全人類を代表するものとの精神は、全世界の人々が計画の中で体現されるなら正当化される」と指摘。申込者が殺到した今回の事態を誇りを持って受け止めると述べた。

マーズ・ワンは2023年までに、計4人の火星への派遣を計画している。

同CEOは移住構想を発表した際、火星でのコロニー建設費用などとして約60億ドル(約6120億円)が必要としていたが、この金額が実際に集まるのかは不透明。また、火星の過酷な環境で人間の生命維持システムが2023年までに開発、実現するかの疑問もある。

火星へ派遣される4人の人選が決まった場合の1人当たりの支払額は伝えられていない。同団体は計画発表時、1回の飛行につき男性2人、女性2人の搭乗を明かしていた。応募資格は18歳以上で、手数料は米国からの応募で38ドルとしていた。手数料は派遣資金に組み込まれるとしていた。

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