生命存在の可能性がある惑星、新たに3つ発見 

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NASAの宇宙望遠鏡「ケプラー」が発見した生命存在の可能性がある惑星の比較図。左から「ケプラー22b」(2011年12月発表)、「ケプラー69c」(2013年4月18日発表)、「ケプラー62e」(2013年4月18日発表)

NASAの宇宙望遠鏡「ケプラー」が発見した生命存在の可能性がある惑星の比較図。左から「ケプラー22b」(2011年12月発表)、「ケプラー69c」(2013年4月18日発表)、「ケプラー62e」(2013年4月18日発表)

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)などの研究チームは18日、生命存在の可能性がある太陽系外の惑星が、NASAの宇宙望遠鏡「ケプラー」の探査で新たに3個見つかったと発表した。

3個の惑星はいずれも、恒星との適度な距離があって、液体の水が存在する可能性のある「ハビタブルゾーン」で見つかった。このうち「ケプラー62e」「ケプラー62f」については18日の科学誌「サイエンス」に発表された。この2個は恒星「ケプラー62」の周りを公転している。ケプラー62はこの2個を含めて5個の惑星をもち、地球からの距離は1200光年。

ケプラー62fの大きさは地球の1.4倍で、地球に似た環境を持つ可能性は3個の中で最も高い。267.3日間かけて恒星の周りを公転しており、大陸や水が存在する可能性がある。

一方、ケプラー62eは地球の1.6倍の大きさで恒星までの距離がやや近く、大部分が深い海に覆われているとみられる。公転周期は122.4日。

もう1つの惑星「ケプラー69c」は天文物理学会誌に発表された。地球からの距離は2700光年。大きさは地球の1.7倍で、深さ数千キロの海に覆われていると考えられる。気温は地球よりもはるかに高く、金星に近いかもしれないといい、「もし生命がいたとしたら、我々の世界とはかなり違う姿をしているだろう」と研究者は解説する。

ケプラー研究者の1人、トーマス・バークレイ氏は「こうした発見を重ねるほど、ますます地球が特別な場所とは思えなくなり、地球のような場所は至る所にあるのではないかと思えてくる」と話している。

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