週末に小惑星が地球に接近 衝突の危険はなし

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(CNN) 今週末、幅80メートルの小惑星が地球に接近する。しかし、地球への衝突の危険はない。

「2013ET」と命名されたこの小惑星は、米国時間9日午後に地球に最接近するが、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(カリフォルニア州パサディナ)所属の惑星科学者ドン・イェオマンズ氏によると、最接近といっても地球との距離は約97万5000キロもあるという。これは地球から月までの距離の約2.5倍だ。

この小惑星が確認されたのは3日で、この程度の大きさの物体は、ある程度地球に接近しないと望遠鏡で確認できない。

イェオマンズ氏によると、この小惑星が地球から見えるところまで接近し、ようやく天文学者たちは小惑星の軌道を正確に予測可能になったという。学者たちは、この小惑星は単に地球の近くを通過するだけで、衝突はしないと断言している。

最近、小惑星など宇宙からの物体が地球に接近するケースが相次いでいる。

2月には、ロシア南西部の上空で隕石(いんせき)が爆発し、ロシア当局によると1500人以上が負傷した。また同日、より大きな小惑星が地上から約2万7500キロ上空を通過したが、天文学者らは小惑星の通過と隕石の爆発は無関係としている。

小惑星だけではない。8日には北半球でパンスターズ彗星が見え、さらに11月にもアイソン(ISON)彗星が見られそうだが、科学者らはどちらの彗星も地球への影響はないとしている。

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