8世紀に降り注いだガンマ線、星同士の衝突が原因か 独研究者

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2つの中性子星が衝突、合体する様子(イメージ図)=Dana Berry/NASA提供

2つの中性子星が衝突、合体する様子(イメージ図)=Dana Berry/NASA提供

(CNN) 独イエナ大学宇宙物理学研究所のラルフ・ノイホイザー氏らはこのほど、8世紀に地球に降り注いだガンマ線は、終末を迎えた星同士の衝突から発生した可能性があるとの論文を英王立天文学会の月刊誌に発表した。

ノイホイザー氏らによると、中性子星やブラックホール、白色わい星など終末を迎えた2つの星が衝突、合体し、ガンマ線が大量に放出される「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が発生。8世紀の地球にガンマ線が降り注いだという。

同氏らが研究を始めたのは、昨年、名古屋大学太陽地球環境研究所の三宅芙沙氏らの研究チームが発表した論文がきっかけだった。

三宅氏らは、西暦775年に形成された屋久杉の年輪から高レベルの炭素14とベリリウム10を測定したと発表。この時期に地球に強い宇宙線が降り注いでいた可能性を指摘した。

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