トナカイの鼻はなぜ赤い? 鼻の重要な役割を科学で解明

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KIA KRARUP HANSEN提供

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(CNN) トナカイの鼻はなぜ赤いのか――。英医学誌のクリスマス号に、その理由について調べた研究結果が紹介されている。

オランダ・エラスムス医療センターのキャン・インス教授のチームは、毛細血管の状態を調べる顕微鏡を開発。鼻や鼻腔の疾患の研究にも応用できるかどうか探るため、「赤鼻」で有名なトナカイを調査してヒトの被験者6人の鼻と比較した。

トナカイの調査は、北極点に近いノルウェーのトロムソで、トロムソ大学の研究者と共同で実施。トナカイをランニングマシンに乗せて、走っている時の体温などを調べた。

その結果、脳の温度調節に鼻が重要な役割を果たしていることが分かった。ヒトに比べるとトナカイの鼻は毛細血管の数が多く、血管の密集度は25%高かった。

熱探知カメラを使って赤外線で見ると、トナカイの鼻が実際に赤いことも分かった。普通の照明で見ても鼻がピンク色に見えることもあり、インス教授は「赤鼻のトナカイは本当に赤い鼻をしていることが分かった」とコメントしている。

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