スペースXのロケットでエンジン不具合、「ドラゴン」は無事

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ロケット「ファルコン9」

ロケット「ファルコン9」

(CNN) 民間の宇宙ベンチャー企業米スペースXは8日、無人宇宙船「ドラゴン」の打ち上げに使ったロケットで、7日の打ち上げ直後にエンジントラブルが発生し、同ロケットから切り離された通信衛星を目標の軌道に乗せることができなかったと発表した。ドラゴンについては予定通りに国際宇宙ステーション(ISS)に到達できる見通し。

スペースXによると、7日夜の打ち上げから1分19秒後、ロケット「ファルコン9」に搭載されていたマーリンエンジン9基のうち、1基の圧力が急低下した。

フライトコンピューターで調整を行った結果、ドラゴンは予定された軌道に向けて送り込むことができ、米国時間の10日にISSとドッキングできる見通し。

一方、同じロケットに搭載されていた米通信企業オーブコムの衛星は、ファルコン9の第2段階目からの切り離しには成功したものの、予定よりも低い軌道にとどまっているという。

現在、オーブコムなどが衛星と通信を行い、衛星に搭載された推進システムを使って運営軌道に乗せることができるかどうかを検討している。

スペースXは、米航空宇宙局(NASA)のアポロ計画に使われたロケット「サターンV」も2度にわたってエンジン停止に見舞われたことがあると説明。ファルコン9は「エンジン停止の状況にも対応してミッションを完了できる設計になっている」と話している。

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