退役シャトル「エンデバー」、ジャンボに乗って大陸横断

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ケネディ宇宙センターから離陸する瞬間

ケネディ宇宙センターから離陸する瞬間

(CNN) 現役を引退した米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「エンデバー」は19日、改造ジャンボジェット機の背に乗ってフロリダ州のケネディ宇宙センターを飛び立ち、米大陸を横断して経由地のテキサス州ヒューストンに到着した。

出発は悪天候の影響で当初予定よりも2日ずれ込んだが、この日は各地で大勢の人が空を見上げ、エンデバーの最後の飛行を見守った。

20日は夜明けとともにヒューストンを発ち、テキサス州エルパソでの給油を経て、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に到着。21日にサクラメントやサンフランシスコなど同州北部の上空を通過した後、最終目的地のロサンゼルスに到着し、同地のカリフォルニア科学センターに展示される。

飛行中は地上からその姿がよく見えるよう、何度も約1500フィート(約450メートル)まで高度を落とす。NASAは見物人に、エンデバーを見たらインターネットの「ツイッター」で報告して欲しいと呼びかけている。

エンデバーは17億ドルをかけて1991年に建造され、その後20年で25回の飛行をこなした。30年間にわたったNASAのスペースシャトル計画は2011年7月に終了し、エンデバーをはじめ、「ディスカバリー」「エンタープライズ」「アトランティス」が博物館に収蔵される。

残る2機のうち、「チャレンジャー」は1986年の打ち上げ直後に爆発事故を起こし、「コロンビア」は2003年の大気圏突入の際に空中分解した。

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