飛行機に爆弾と虚偽通報で男逮捕 元恋人の「敵討ち」で

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(CNN) 「機内に爆薬を持った男が乗っている」とのうその通報をし、航空機を元の空港に引き返させた男が虚偽通報の容疑で起訴された。米当局が7日に明らかにした。

逮捕されたのは、フィラデルフィア在住のケネス・W・スミス・ジュニア容疑者(26)。スミス容疑者は6日朝、フィラデルフィアからダラスに向かうUSエアウェイズ1267便の乗客の1人が「液体爆薬」を所持しているとの虚偽の情報を故意に伝えた罪に問われている。

仮に有罪となれば、スミス容疑者は10年以下の懲役と25万ドルの罰金が科され、さらに損害賠償義務を負う可能性もあるという。

一方、爆薬所持の容疑がかけられたクリストファー・シェルさんは、6日に一時的に拘束されたが、結局、爆薬は発見されなかった。

スミス容疑者は、シェルさんが以前付き合っていた元恋人の恥ずかしい写真をインターネット交流サイト(SNS)のフェイスブック上に投稿したため、その元恋人の「敵討ち」をしようとしたのだという。

同機に乗り合わせた乗客によると、複数の連邦捜査官が機内に乗り込んできて、シェルさんに銃を突きつけ、素早く飛行機から降ろしたという。当局は、乗っていた乗客69人を全員降ろした後、機内の点検を行ったとしている。

シェルさんは同日、次の便でダラスに向かった。この日、29歳の誕生日を迎えたばかりのシェルさんは、スミス容疑者のうその通報のせいで全く身に覚えのない容疑で拘束されるなど、とんだ災難に見舞われた。

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