NASA、火星探査機キュリオシティから届いたカラー写真公開

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キュリオシティが撮影した火星地表の様子=NASA提供

キュリオシティが撮影した火星地表の様子=NASA提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は7日、火星に着陸した探査機「キュリオシティ」から初めて送られてきた火星表面のカラー写真を公開した。着陸地点の周辺に広がる乾燥した平原などが写っている。

写真はキュリオシティのロボットアームに搭載したカメラで撮影された。砂ぼこりを防ぐための透明フィルターをレンズにかぶせた状態で撮影しているため、やや不鮮明な画像になっている。

今回の撮影は、6日の着陸でカメラに不具合が生じていないかどうか確認するのが主な目的だったといい、カリフォルニア州パサデナのNASAジェット推進研究所で記者会見した担当者は「(カメラは)うまく機能している。ほかに何が見られるのかチェックするのが待ちきれない」と語った。

公開された写真の中には、着陸直前に撮影した低解像度のカラー写真297枚もあった。NASAのサイトには、パラシュートにつり下げられたキュリオシティが回転する場面を、火星の軌道を回る別の探査機が撮影した写真なども掲載されている。

キュリオシティは、巨大なパラシュートや逆噴射を使って速度を緩めながら降下させる「恐怖の7分間」を経て、米東部時間の6日未明に無事着陸した。NASAは着陸から36時間を経て探査機が良好な状態にあることを確認し、システムを起動させているという。

次は遠隔センサーを格納したマストを立ち上げ、地球との通信に使うアンテナを調整する。環境モニタ用の装置もうまく作動していないことが分かり、対応に当たっているが、それほど重大な問題が生じたわけではなさそうだと担当者は説明している。

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