(CNN) 環境保護団体の調査チームがタジキスタンの山岳地帯に仕掛けたカメラで野生のユキヒョウの貴重な写真を撮影することに成功した。中にはカメラを持ち去ってしまうユキヒョウの子どもの姿をとらえた写真もあった。
調査は国際環境保護団体のFFIなどがスポンサーとなって実施、アフガニスタンとの国境に近いワクハン渓谷の山岳地帯11カ所に3カ月間カメラを設置した。
カメラは両面からの撮影ができるよう、2台ずつペアにして設置され、動物の動きを検知してシャッターを押す仕掛けになっていた。このうちゾークル自然保護区に仕掛けたカメラには少なくとも5頭のユキヒョウが写り、子ども2匹を連れた親子の姿もあった。
ところが2台仕掛けたカメラのうち、1台はなくなっていることが判明。残された1台が撮影した写真を調べたところ、ユキヒョウの子どもがカメラに近付いてにおいをかいだりかじったりした末に、設置台から取って逃げていく様子が写っていた。
FFIの担当者は、ヒョウの子どもがカメラのかすかな音に気付いて好奇心をそそられたのではないかと話している。
ユキヒョウは中央アジアの山間部に生息する大型のネコ科動物。乱獲や生息地の縮小によって個体数が激減し、絶滅が危惧されている。野生の個体数は推定4500~7500頭程度。現在でも密猟などの危険にさらされており、FFIでは保護対策を強化する必要があると訴えている。
環境保護団体の調査チームがタジキスタンの山岳地帯に仕掛けたカメラで野生のユキヒョウの貴重な写真を撮影することに成功した。中にはカメラを持ち去ってしまうユキヒョウの子どもの姿をとらえた写真もあった