日本の若者に「セックスレス」の風潮 少子高齢化さらに加速か

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香港(CNN)  少子高齢化の問題が深刻化する日本で、異性に関心を示さない若者が増えている。先週発表された調査では、未婚男性の6割以上に女性の交際相手がいないことが分かった。

国立社会保障・人口問題研究所が18~34歳の未婚者を対象に実施した調査によると、「交際している異性がいない」と答えた人は男性の61%余りを占め、2005年の前回調査から9.2ポイント増加。女性は約50%だった。さらに、交際相手のいない男女のうち45%が、異性との交際を特に望んでいないと答えた。

また、30代後半の未婚男女の4人に1人は、セックスの経験がないことが分かった。

未婚者のうち男性の86%、女性の89%がいずれは結婚したいと答えた。結婚していない理由としては、40%以上が経済的不安を挙げた。

今年初めに発表された日本家族計画協会による調査では、16~19歳の若者のうち、セックスに「関心がない」「嫌悪感がある」と答えた男性は08年から19ポイント増えて36%、女性も12ポイント増えて59%に達した。恋愛やセックスに興味を示さない「草食系」の若者が増加しているとの説を裏付ける結果となった。

日本は出生率が1.34と世界の中でも非常に低く、一方で5人に1人が65歳以上という高齢社会だ。日本経済団体連合会は出生率を上げようと、3年前に会員企業1600社に対し、既婚の従業員を早めに帰宅させる配慮を求めた。しかし調査結果のデータをみる限り、状況は改善されていないようだ。

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