高層ビルの上に広がるスラム街 近代都市香港のもう1つの姿

2011.11.22 Tue posted at 11:00 JST

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(CNN)  高層ビルの建ち並ぶ近代都市香港には、特徴的な建造物がもう1つある。老朽化したビルの屋上に廃材を使って増築された「掘っ立て小屋」だ。こうした屋上家屋は違法だが、住人の数は数千人に上るとみられており、高層ビルの上にスラム街を形成している。

こうした家屋の多くは香港のカオルーン地区にある。香港の規制ではこうした増築は本来認められていないが、実際は黙認されており、売買も行われている。香港では高級マンションになると1億香港ドル(約10億円)を超える物件も少なくない。また、今年発表された民間調査によると、家具付きの一軒家の取引価格は平均1325万香港ドル(約1億3000万円)となっている。

香港の不動産業者ジャニス・チャン氏は「こうした屋上家屋が違法なら、香港で100万香港ドル以下の物件を見つけることは不可能だ」と指摘する。

香港大学のアーネスト・チュー博士は「もちろん不動産業者は、屋上家屋などと記載することはない。書類上は、独特の景観やちょっと変わった特徴を持つ一室ということになっている」と説明する。同博士によれば、こうした屋上家屋によって、約4000人分の住宅需要が賄われているという。

では、なぜ、こうした屋上家屋が存在するのだろうか。


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