出世のためには友を捨てよ? 「同類」との付き合いが足かせにも

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研究では、正確な情報やコミュニケーション、人脈形成などが職務遂行において重要となる投資銀行の社員をケーススタディーの対象とし、調査対象者について、出世のスピードと、同じ国籍の人との親密度の高さとの相関関係を調査した。

最初に親密になったグループから得られるものが少なくなったからといって、そのグループを離れ、よりメリットの多いグループに新たに加わるということは、人間関係の面では難しい面もあるだろう。

しかし、新しいプロジェクトに加わったり、他の部署へ異動したりする事でこれをスムーズに実行できるとエルタグ助教授は指摘する。

職場でのマイノリティー(社会的少数派)に属する人ほど、快適さを求めて同類の人々と親しくなる傾向があるが、同類以外の人々との人脈を広げなければ、出世などへの大きな妨げとなる可能性があると、人材開発やキャリア形成について助言する専門家は見ているようだ。

マイノリティーのキャリア形成を支援する非営利組織(NPO)を米国で運営するジョン・ライス氏は、より高いレベルに達すると、同類の人とだけで築いた人脈などでは出世などもおぼつかなくなることがあると指摘する。

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