「ワクチン打った操縦士が飛行中に死亡」の噂、米デルタ航空が否定

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米デルタ航空の操縦士がワクチン接種後飛行中に死亡したとするうわさを同航空が否定した/Daniel Slim/AFP/Getty Images

米デルタ航空の操縦士がワクチン接種後飛行中に死亡したとするうわさを同航空が否定した/Daniel Slim/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米国で反ワクチンのポッドキャストを通じて「デルタ航空の操縦士がワクチンを打った数日後、飛行中に死亡した」といううわさが拡散し、デルタ航空がうわさを公式に否定する異例の対応に出た。

うわさの出所は11日に放送された「ステュー・ピーターズ・ショー」というポッドキャストの番組だった。

これに対してデルタ航空は「全てデマ」だと強調し、飛行中の死亡は極めてまれで、公にすることが法律で義務付けられていると説明した。

操縦士死亡説は、ピーターズの番組にゲスト出演したジェーン・ルビー氏という女性が、「デルタ航空に直接関係する内部告発者」3人から聞いた話として伝えていた。ルビー氏によると、告発した3人のうち1人は当該の便に乗っていた客室乗務員だった。

ルビー氏は、機体は副操縦士が無事に着陸させたと語り、これは過去10日の間に起きた出来事だったと主張。ほかにもワクチンを接種したデルタの従業員が死亡したり健康問題を抱えたりしているという話をたくさん伝え聞いているとした。

番組の中でルビー氏は医師として紹介されていたが、本人のウェブサイトでは「医薬品開発の専門家」「医療エコノミスト、新右翼政治評論家」と自己紹介している。

ルビー氏とピーターズの番組のツイッターアカウントは、虚偽情報を拡散させたとして停止になった。それでも同番組は引き続きインターネットで視聴できる。スポンサーには、陰謀論で知られるマイク・リンデル氏経営の「マイピロー」などが名を連ねている。

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