インド国産ワクチン、発症予防効果は78% 第3相治験の最終分析完了

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インド国産ワクチン「コバクシン」の投与の準備をする看護師/Manjunath Kiran/AFP/Getty Images

インド国産ワクチン「コバクシン」の投与の準備をする看護師/Manjunath Kiran/AFP/Getty Images

ニューデリー(CNN) インドの製薬会社バーラト・バイオテックは3日、同社が開発した新型コロナウイルスワクチン「コバクシン」について、重症化予防の有効率は93.4%以上、発症予防の有効率は77.8%だったと明らかにした。

同社は発表で、第3相臨床試験(治験)の最終分析を終えたと説明。インド国内のコロナワクチン治験としては最大規模になると述べた。

治験には18~98歳の2万5800人が参加した。このうち2433人は60歳超で、4500人は併存疾患を抱えていた。

インドで最初に見つかった変異株(デルタ株)に対する予防効果は65.2%だった。デルタ株は現在、インド国内で支配的な変異株となっている。

今回のデータは、査読前の論文を公開できるサイト「MedRxiv(メドアーカイブ)」で発表された。

バーラト・バイオテックのクリシュナ・エラ会長は治験結果について、「インドと発展途上国の技術革新に注力する能力を確立した」としている。

2回接種型のコバクシンは1月、第3相治験の暫定結果が出る前の段階で、インド国内における限定的な緊急使用が承認されていた。同社によると、国外ではブラジルやフィリピン、イラン、メキシコを含む16カ国で緊急使用許可が下りている。

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