「レイディーズ・アンド・ジェントルメン」の呼び掛け、日航も中止へ

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日本航空が乗客への呼び掛けで「レイディーズ・アンド・ジェントルメン」というフレーズの使用を取りやめる/James Matsumoto/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

日本航空が乗客への呼び掛けで「レイディーズ・アンド・ジェントルメン」というフレーズの使用を取りやめる/James Matsumoto/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 日本航空は来月以降、乗客への呼び掛けで「Ladies&Gentlemen(レイディーズ・アンド・ジェントルメン)」というフレーズの使用を取りやめる。

機内や世界各地の空港で、性別を問わない「乗客の皆さま」「ようこそ、皆さま」という呼び掛けに切り替える。

広報担当者によると、JALが2014年から進めてきた多様性推進への取り組みの一環。今年3月には、女性客室乗務員の制服にパンツスタイルを採用していた。

JALの子会社だった旧ジャルエクスプレス(JEX)では2010年、日本で初めて旅客機の女性機長が誕生した。藤明里(ふじあり)さんは米国でパイロットのライセンスを取得後、同社に入社していた。

女性パイロットが少ないのは日本だけの話ではない。国際民間航空機関(ICAO)によると、世界のパイロット全体の中で女性が占める割合は5%前後と推定される。

乗客への呼び掛けから性による区別を排除した航空会社は、JALがアジア初。アジア以外ではエア・カナダも昨年、中立的な「皆さん」という表現に切り替えた。

英格安航空(LCC)イージージェットは最近、ソーシャルメディア上で苦情が相次いだことを受け、性別を問わない機内でのあいさつに関する従業員向けの指針をまとめた。

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