米フォード、人工呼吸器を生産へ 100日内に5万台

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人口呼吸器生産で異業種タッグ、フォードCEOが表明

(CNN) 米自動車大手フォード・モーターは3月30日、新型コロナウイルスの患者のための人工呼吸器を100日以内に最大5万台生産すると明らかにした。その後は毎月3万台の生産を計画している。

フォードはミシガン州にある工場で人工呼吸器の生産を行う予定。全米自動車労組(UAW)の組合員500人がボランティアで参加する。この人工呼吸器は現在、米エアロンが製造し、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア部門がライセンスを持っている。フォードは人工呼吸器の生産数の増加に向けてGEと提携する。

フォードが生産を予定している人工呼吸器は空気圧で稼働し電力を必要としないモデル。エアロンはフロリダ州の工場で1日あたり3台製造している。フォードの工場では24時間態勢で取り組み、1週間あたりの生産台数は7200台の見込み。

人工呼吸器の生産支援を行う自動車メーカーはフォードだけではない。ゼネラル・モーターズ(GM)も別の人工呼吸器メーカーと提携して生産台数の増加を支援する。電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は自社工場で人工呼吸器の製造を計画していると発表したが、詳細については明らかにしていない。

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