ワッパーがカビだらけに、保存料不使用をアピール 米バーガーキング

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「カビだらけのワッパー」をCMに 米バーガーキング

ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフード大手バーガーキングは19日、同社のハンバーガー「ワッパー」がカビだらけになっていく様子を映したCMを発表した。人工保存料などの添加物をメニューから一掃する取り組みをアピールする狙いだ。

同社はこの日、保存料不使用の新作ワッパーの写真を公開。広告戦略の一環として、緑のカビに覆われ腐りかけた状態にしてある。

テレビCMでは、自然由来のワッパーが34日間で少しずつ腐っていく様子を描いた。バックにはダイアナ・ワシントンの1959年のヒット曲「What a Difference A Day Makes(1日でこんなに変わるなんて)」が流れている。

CMでは通常、料理や素材をおいしそうに見せる目的で着色料や特殊効果が使われるが、今回はこれらを意図的に排除した。45秒間のCMの最後には、緑と青の塊に変わり果てたワッパーが映り、「人工保存料不使用の美しさ」というキャッチコピーが流れる。

カビだらけのワッパーは見かけこそ気持ち悪いかもしれないが、バーガーキングの親会社レストラン・ブランズ・インターナショナルは、消費者のニーズは健康志向の有機素材にあると踏んでいる。米自然食品スーパー大手ホールフーズの委託を受けてユーガブが昨年9月に行った調査によれば、「ミレニアル世代(1980~90 年代生まれ)」の半数強と保護者の57%は、5年前より有機製品を飼う機会が増えたと回答した。

業界全体が健康志向の有機素材に軸足を移すなか、欧州の大部分のバーガーキング店舗では既に、食品保存料の使用をやめている。

米バーガーキングの幹部によると、米国でも400店以上で既に保存料不使用のワッパーが提供されているという。

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