ゴーン被告逃亡、プライベートジェット従業員が手助け トルコ企業

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カルロス・ゴーン被告。保釈中に日本を出国しレバノンに入った/Mark Lennihan/AP

カルロス・ゴーン被告。保釈中に日本を出国しレバノンに入った/Mark Lennihan/AP

ロンドン(CNN Business) 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が日本からレバノンに出国した問題で、トルコのプライベートジェット運航会社「MNGジェット」は3日、従業員の1人が逃亡を手助けしていたことを明らかにした。

MNGは声明で、同社の航空機2機が経営陣の知らぬ間に「違法な」輸送に使われたと説明。刑事告訴を行ったことを明らかにした。

声明によると、MNGは2機の航空機を別々の顧客に貸し出したが、2機の顧客につながりはあるようには見えなかったという。1機はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイから大阪に飛び、その後トルコのイスタンブールに向かう便、もう1機はイスタンブールからレバノンの首都ベイルートに向かう便だった。

トルコ警察は2日、ゴーン被告の逃亡に関する捜査を開始。逃亡計画に関与した疑いで7人を拘束した。

MNGによると、捜査対象となっている従業員の1人は記録の改ざんを認め、「経営陣の関知や許可なしに個人で行動したことを確認した」という。

ゴーン被告は報酬を過少記載した罪や日産の資金を不正に支出した罪で起訴され、日本で公判待ちの状況だった。2018年11月に逮捕された後、日産や三菱自動車の役職を解任され、仏自動車大手ルノーの取締役も辞任した。

保釈条件として日本国内にとどまることが義務づけられたが、ゴーン被告は今週、日本の「仕組まれた」司法制度から逃れるため、出国してレバノン入りしたと発表していた。

当局はゴーン被告がどうやって逃亡に成功したのか調べを進めている。東京地検は2日、被告の日本での住居を家宅捜索した。ゴーン被告は家族が逃亡を手助けしたとの報道を否定している。

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