米ゴープロ、生産の一部を中国外へ 米中間の貿易摩擦受け

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ロンドン(CNN Business) ウエアラブルカメラの製造・販売を手掛ける米ゴープロは12日までに、生産の一部を中国以外の国に移すと明らかにした。米政府による新たな関税に対して事業を守るためとしている。

ゴープロによれば、米市場向けのカメラの大部分について製造場所を来夏までに中国以外の国に移す。他の市場向けのカメラについては引き続き中国で製造を行うという。

米中間の貿易摩擦が強まるなか、米国はこれまでに中国からの輸入品について2500億ドル(約28兆円)を超える関税を課している。

家電や工業用機械のメーカー、ファッションブランドのなかには、製造ラインの一部をカンボジアやベトナムなど他のアジア諸国に移す動きを見せている。

ゴープロの中国での生産はそれほど大きくなく、政府にとっての懸念材料とはならないだろう。

しかし、アナリストからは、こうした流れが続けば中国政府も動揺する可能性があるとの声も出ている。

フルブライト大学ベトナム校の中国の専門家、クリストファー・ボールディング氏は、台湾の電子機器製造大手フォックスコンのような企業がベトナムといった国に製造現場を移すようなことになれば中国で激震が走るだろうと指摘。そうした動きがあれば、中国から企業が離れるさらなる証拠となるとの見方を示した。

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