パイロットが居眠り操縦、目的地通り過ぎる オーストラリア

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バス海峡のキング島。パイロットが居眠り操縦し、目的地を50キロ近く通り過ぎた/Shutterstock

バス海峡のキング島。パイロットが居眠り操縦し、目的地を50キロ近く通り過ぎた/Shutterstock

(CNN) オーストラリアの貨物機の操縦士がコックピットで居眠りをしたために、目的地を50キロ近く通り過ぎてしまうハプニングがあった。オーストラリア運輸安全委員会(ATSB)が明らかにした。

飛行記録によると、オーストラリアのボルテックスエアーが運航するパイパーPA31型機は11月8日、タスマニア島のデボンポート空港を午前6時21分に出発。キング島の上空を通過した後に引き返し、午前7時21分にキング島に着陸した。

ATSBによると、同機に搭乗していたのはパイロット1人のみ。飛行中に居眠りしたために、キング島を46キロ通り過ぎていた。

ATSBは、パイロットが操縦不能になった重大事案として調査に当たっている。パイロットがいつ目を覚ましたのかは分かっていない。

ボルテックスエアーはオーストラリア全土で企業や観光などの団体向けにチャーター機を運航している。CNN系列局ヤフー7の取材に対し、今回の事態は「極めて異例」とした上で、パイロットは休暇明けで復職後初めての飛行だったことを明らかにした。

管制塔は、パイロットと連絡が取れなくなったことから異変に気付いたという。同機は自動操縦で目的地を通過していた。

ATSBはパイロットから事情を聴き、2019年初めにも報告書をまとめる。

これとは別に、民間航空安全局も同社の疲労管理対策について調査を行っている。

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