トイザらス閉店間際、匿名客が1億円の買い物 子どもに寄付

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閉店間際のトイザらスで匿名客が100万ドルの買い物をし、子どもたちに寄付する出来事があった

閉店間際のトイザらスで匿名客が100万ドルの買い物をし、子どもたちに寄付する出来事があった

(CNN) 経営破綻(はたん)して米国の全店が閉鎖された米玩具販売大手のトイザらス。その閉店間際に、匿名の人物が100万ドル(約1億1000万円)分の玩具を購入し、助けを必要とする子どもたちのために寄贈した。

CNN系列局のWNCNによると、ノースカロライナ州ローリー店も、6月29日が最終営業日になるはずだった。ところが同店の店員によれば、匿名の人物が100万ドルをはたいて同店で売れ残っていた商品を全て買い上げたという。

このため同店はこの日、店を開けないまま、従業員が商品を陳列棚から下ろして箱詰めし、トラックに積み込む作業に追われた。

同店の店員がCNN系列局WTVDに語ったところでは、この客は店に来店して玩具を買いたいと申し出たという。しかし商品が売れたのは同店だけではなかった。「全てがこの場所だけで起きたわけではない。当店にそれほどの在庫はなく、さまざまな店で同じことが起きた」と店員は話している。

CNNはトイザらスにコメントを求めたが、返答はなかった。

匿名の客が誰だったかをめぐっては臆測が飛び交い、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏などの慈善家や、アマゾンなど大企業の名も取りざたされている。

創業約70年を迎えていたトイザらスは昨年9月に米連邦破産法11条の適用を申請。今年3月に再建を断念して、米国で展開していた全735店の閉鎖が決まり、最後まで残っていた200店が29日で閉店した。

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