メキシコ、マグロ輸出で対米報復可能に WTOが主張認める

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マグロの対米輸出に関する規制を巡り、WTOがメキシコの主張を認める決定を下した

マグロの対米輸出に関する規制を巡り、WTOがメキシコの主張を認める決定を下した

ニューヨーク(CNNMoney) メキシコが米国に輸出するマグロをめぐり、不当な規制を課されていると訴えていた問題で、世界貿易機関(WTO)は25日、メキシコの主張を認める決定を下した。これを受けてメキシコ側は、米国への報復措置が可能となる。

WTOは、メキシコが米国の規制により、年間1億6300万ドル(約181億円)の損害をこうむってきたと判断し、米国に対して同額相当の制裁を科すことを認めた。

米国は輸入マグロについて、イルカに危害を与える方法で漁獲されていないことを証明する表示を義務付けている。これに対してメキシコは、同国産のマグロを不当に差別する措置だと主張。国際基準を守っているにもかかわらず、他国と比べて特に厳格な規制をかけられているとして、2008年にWTOに提訴していた。

トランプ米政権がメキシコ、カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを主張するなか、今回の決定はメキシコが米国との貿易紛争で1勝を挙げたことを意味する。

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