世界の武器取引、冷戦終結以来の高水準に 中東で輸入激増

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サウジアラビアの戦車部隊。サウジなどでは武器の輸入が増えている

サウジアラビアの戦車部隊。サウジなどでは武器の輸入が増えている

ロンドン(CNNMoney) スウェーデンのストックホルム国際平和研究所は20日までに、世界の武器取引が冷戦終結以来、最も高い水準に達したと発表した。武器取引が加速した要因として、中東の紛争激化や南シナ海を巡る緊張の高まりなどを上げている。

中でも米国からの武器輸出量は群を抜いて多く、2016年までの5年間の世界の武器輸出の33%を占めた。2位はロシア、3位は中国だった。

同研究所によると、米国は2016年、ミサイルシステムや偵察・航行兵器など、高額な兵器や戦略的に重要な兵器を大量に供給してきた。

米国からの武器輸出先は5年間で少なくとも100カ国に上り、他の輸出国を大幅に上回る。輸出量の47%は中東向けで、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコが輸入していた。

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