米ボーイングがイランに80機売却 国交断絶後で最大の契約

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イラン航空は機体の老朽化が課題となっていた

イラン航空は機体の老朽化が課題となっていた

ニューヨーク(CNNMoney) 米航空機製造大手ボーイングは17日までに、国営イラン航空に旅客機計80機を売却することで最終合意したと発表した。

取引総額は約166億米ドル(約1兆9600億円)で、両国間の商談では国交断絶につながった1979年のイラン・イスラム革命以降では最大規模となっている。

しかし、同国との貿易交流にも否定的なトランプ次期政権や共和党の多数派の立場を踏まえた場合、今回の合意が振り出しに戻る可能性もある。トランプ氏は選挙戦中、イランへの制裁解除を「米国がこれまで関与した中での最悪の交渉」ともこき下ろしていた。

イラン航空への機材売却はオバマ政権が核合意に伴ってイランへの経済制裁解除を決めたことで可能となった。ただ、ボ社には売却機材をイランが軍事転用しない特別保証を得る条件が課せられていた。

売却対象の機材は、737型機が50機、777型機が30機。最初の納品は2018年の予定。今回の旅客機輸出に関する基本合意は今年6月に成立していた。最終合意では、イラン航空が航空機リース企業からボ社製の旅客機29機を別途に調達することへの支援も盛り込まれた。

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