スペイン名物の「昼寝」消滅か、標準時の変更提案

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スペイン政府が国内標準時の設定変更を提案=Shutterstock/CNNMoney

スペイン政府が国内標準時の設定変更を提案=Shutterstock/CNNMoney

ロンドン(CNNMoney) スペインのファティマ・バニェス労働相は15日までに、同国の標準時の設定を現在の中央ヨーロッパ標準時からグリニッジ標準時に変更することを提案した。

変更が実現した場合、日本とスペインとの時差はこれまでのマイナス8時間がマイナス9時間になる。

スペインの標準時の設定は、実際の日の出、日の入りの時間とずれるため変更の是非が長年論議の対象となってきた。結果的に就業日が長くなることも意味し、勤め人らはまだ暗いうちに起床し、同国の有名な習慣である昼食後の「シエスタ(昼寝)」を取り、夜ふけに夕食を始める生活様式の定着にもつながっていた。

スペイン人の就寝は午前0時過ぎともされ、それだけ睡眠時間の不足や低い生産力をもたらすとの指摘もある。

同労働相の今回の提案は、勤め人らが家族と過ごせる時間を拡大すると共に、労働生産性の向上も狙ったもの。同国の労働市場の改革も視野に入れ、仕事が午後6時にきっちり終わることにもつながると期待している。

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