米ゴープロ、ドローンをリコール 滞空中に出力喪失

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米ゴープロがドローンのリコールを発表

米ゴープロがドローンのリコールを発表

ニューヨーク(CNNMoney) スポーツ用の「アクションカメラ」などを手掛ける米企業「GoPro(ゴープロ)」は10日までに、同社製の新型の小型無人飛行機(ドローン)「カルマ」が滞空中に出力を失う不具合が目立っているとしてリコール(回収・無償修理)すると発表した。

リコールの対象は、同社が今年10月23日以降に売ったカルマ2500台などを含む。カルマはゴープロが初めて製作したドローンで、値段は1機800ドル(約8万4800円)。

同モデルは白黒に彩色され、折りたたみ可能でバックパックにも収納出来る。別売りの同社製カメラを装着すれば空中からの絶景写真などが撮影出来ると宣伝していた。

ゴープロは声明で、空中での出力喪失の件数は非常に少ないとし、負傷者や個人などの財産の損壊は報告されていないと指摘した。問題への対処で米消費者製品安全委員会や米連邦航空局(FAA)と協力しているとも説明した。

リコールに伴うドローンの取り換えはこれまで実施しておらず、顧客には買い入れ価格の全面的な返還を行うとし、出力喪失の問題が解決され次第、販売を再開するとしている。

ゴープロ社は低調な売り上げに悩んでおり、今回のリコールがさらに業績を悪化させる可能性がある。ハイキング、スカイダイビングやサーフィンなどでの使用を売り込んでいるアクションカメラの業界は現在、過当競争に直面しているとされる。

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