オリーブオイル価格が急騰、干ばつなどによる欧州の不作響く

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欧州での生産低下を受け、昨年はオリーブオイルの価格が20%上昇=Shutterstock/CNNMoney

欧州での生産低下を受け、昨年はオリーブオイルの価格が20%上昇=Shutterstock/CNNMoney

ロンドン(CNNMoney) オリーブオイル関連団体の「国際オリーブ協会(IOC)」は10日までに、オリーブオイルの世界全体の生産量が昨年、約3分の1激減したと報告した。

欧州の主要生産地での干ばつや伝染病が原因で、価格は昨年20%増の急上昇を示した。今年も同様の値上がりが予想されている。

世界の生産量の約4割を占めるスペインでは2014年、異常な暑さと乾燥気候を伴う夏季に襲われ、過去20年間では最悪の収穫量に終わった。輸出分を手当てするため備蓄分の取り崩しを強いられていた。

15~16年シーズンも同様の夏季に見舞われ、収穫量は停滞している。昨年7月には高温の日が3週間続き、オリーブの早過ぎる成熟をもたらす結果となっていた。IOCによると、同国の今年の生産量は約120万トンと予想。昨年の大きな不振からは改善したが、同国の通常の生産量180万トンには到底届いていない。

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