旅客機のドア閉めず離陸、気づいて引き返す 韓国格安航空

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高度1万フィートで、ドアに隙間

(CNN) 乗客乗員163人を乗せた旅客機が、離陸後40分たってからドアが完全に閉まっていないことが分かって引き返すハプニングがあった。

大韓航空子会社の格安航空ジンエアーが運航する旅客機(ボーイング737―800型機)は3日、フィリピンのセブを出発して韓国の釜山に向かっていた。

ジンエアーの広報によると、異音が聞こえたため乗員が確認したところ、ドアに隙間が見つかり、機長の判断でセブに引き返すことになった。

この時点で同機は高度1万フィート(約3000メートル)に達していたという。

乗客には機内放送で事態を告知した。負傷者は出なかったと同航空は説明している。一方、韓国の地元メディアは、引き返す途中に吐き気を訴えた乗客が何人かいたと伝えた。

同便は15時間後、再び釜山へ向けて出発した。乗客にはそれまでの間、ホテルの部屋を手配して、補償金10万ウォン(約1万円)が支払われたという。

韓国運輸省は今回のトラブルについて原因究明に乗り出すとともに、ジンエアーなど格安航空6社に対して今月中に安全点検を実施すると表明した。

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