VWの排ガス不正、ポルシェやアウディにも拡大

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VWの排ガス不正問題がポルシェやアウディにも拡大

VWの排ガス不正問題がポルシェやアウディにも拡大

ニューヨーク(CNNMoney) 独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題で、米環境保護局(EPA)などは2日、VW傘下の高級車ブランド「ポルシェ」など新たに1万台について、検査時の排ガス量を道路走行時よりも抑える設計のディーゼルエンジンが搭載されていたことが分かったと発表した。

対象となるのは2014年モデルの「VWトゥアレグ」、15年モデルの「ポルシェ・カイエン」、16年モデルの「アウディA6クワトロ」「A7クワトロ」「A8」「A8L」「Q5」。

EPAによると、米国内で販売されている全ディーゼル車に検査の対象を広げた結果、これらのモデルで道路走行時の排ガス量が規制値を超えていることが判明した。

これまでの調べによると、不正ソフトが組み込まれたディーゼルエンジンは米国内で50万台、世界では1100万台に搭載されていたことが分かっている。しかし今回新たに発覚した1万台は、ディーゼルエンジンの大きさに違いがあるほか、不正の方法も異なるという。

業界関係者は「これでVWグループの闇は一層深くなった」と指摘する。

ポルシェはコメントを発表し、「この情報を知らされて驚いている。今回の通知を受けるまで、ポルシェ・カイエン・ディーゼルは規制に完全準拠しているという認識だった」と説明。ポルシェ北米法人は当局に協力すると表明した。

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