独ダイムラー、7~9月期は13%増収 中国市場で好調

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ロンドン(CNNMoney) メルセデス・ベンツなどのブランドモデルを持つドイツの自動車製造大手「ダイムラー」は25日までに、西欧諸国や中国での業績好調を受け今年7〜9月期(第3四半期)における販売台数と売上高が過去最高の水準を記録したと報告した。

中国でのメルセデス・ベンツの販売台数は39%増を示した。中国経済が減速し、政府が公務員の公金乱用対策を強める中での業績拡大となっている。コンパクトカーの売れ行きが伸びた他、競合相手のBMWや排ガス規制をめぐる不正問題に揺れるフォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディの市場シェアを奪った可能性もある。

高級車市場の販売台数ではアウディを抜く勢いで、首位のBMWも視界にとらえ始めている。

ビジネス情報企業IHSの自動車業界アナリストは、ベンツのSクラスモデルは中国で地位を象徴する車になっているとも指摘した。

ダイムラー社の今年第3四半期の売上高は前年同期比で13%増。世界規模での販売台数は約72万台で、50万台以上はメルセデス・ベンツの製品だった。トラック部門も好調で、販売台数は2%増。

同社はただ、中国での好調な業績は長くは続かないとも自覚。同国経済の不安要因を踏まえ、市場は今後厳しさを増すとも予想している。

中国に進出しているバーバリー、ルイ・ヴィトンやヒューゴ・ボスなど高級ファッションブランドはここ数カ月間、経済状態や政府の反腐敗対策の影響で販売不振に陥っている。

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