S&P、ブラジル債務を投機的水準に引き下げ

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ブラジル経済の先行きに対する不安感が高まっている=Brazil Tourism

ブラジル経済の先行きに対する不安感が高まっている=Brazil Tourism

ニューヨーク(CNNMoney) 米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は11日までに、ブラジルの債務格付けを投資適格級の「BBBマイナス」から1段階下の「BBプラス」に引き下げた。

BBプラスは投機的水準とされ、今後の資金調達がさらに難しくなる可能性がある。S&Pは見通しについてもさらなる格下げの可能性がある「ネガティブ」とした。

ブラジルの格付けが投機的水準になるのは約7年ぶり。経済成長を遂げてきた同国だが最近になってリセッション(景気後退)に陥り、景気や通貨、そして政治の先行きに不安が高まっている。

ブラジルの国営石油会社ペトロブラスをめぐる大型汚職事件では、ルセフ大統領率いる与党の政治家らの関与が大きな問題となっている。

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