中国製造業PMI、3年ぶりの低水準 経済の失速懸念に拍車

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中国製造業の景況感の悪化が鮮明に

中国製造業の景況感の悪化が鮮明に

香港(CNNMoney) 中国国家統計局が1日に発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7と、3年ぶりの低水準を記録した。

PMIは企業の購買担当者の景況感を示す指数で、50を超えると企業が景気の拡大を、下回ると縮小を見込んでいることを示す。

専門家によると、今月3日に予定される軍事パレードを前に、当局が大気汚染対策として工場などの生産活動を制限していることや、天津市の化学物質倉庫で大規模な爆発事故が起きたことなどが影響したとみられる。

中国メディアの財新伝媒と英情報会社マークイット・エコノミクスが発表した8月のPMIも47.3と、6カ月連続で50を下回った。

PMIの発表を受け、1日の上海株式相場は一時、4%余り下落した。

中国では4~6月期の国内総生産(GDP)成長率が7%にとどまり、今後も低成長が続く見通し。上海株の急落や人民元の切り下げといった最近の動きも懸念に拍車をかけている。

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