プエルトリコ、デフォルトを回避 多額の債務負担続く

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プエルトリコは1日期限の債務支払いを完了した

プエルトリコは1日期限の債務支払いを完了した

ニューヨーク(CNNMoney) デフォルト(債務不履行)の危機に直面している米自治領プエルトリコは、支払期限が1日に迫っていた債務について、支払いを完了したと明らかにした。

返済が行われたのは、一般財源債6億4500万ドル(約795億円)と、経営危機に陥ったプエルトリコ電力公社(PREPA)関係の4億1500万ドル(約512億円)の債務。また、銀行からの短期借入金2億4500万ドル(約302億円)も返済した。

またPREPAは1日、債権団と9月15日までの支払い猶予期間の延期で合意したと明らかにした。プエルトリコの債務総額700億ドル(約8兆6300億円)のうち、PREPAの債務は90億ドル(約1兆1100億円)を占める。

だが今後も多くの債務が返済期限を迎える。プエルトリコのアレハンドロ・ガルシア・パディヤ知事は今回の支払いを「死のスパイラル」と呼び、負担を支えきれないとの見方を示した。

「警官や教師、看護師たちへの給与支払いか債務支払いの二者択一を強いられるなど受け入れがたい」とパディヤ知事は29日のテレビ演説で述べた。「いまこそ立ち上がらなければ」

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