ペルーで銅山開発への抗議デモが暴徒化 非常事態宣言

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ペルーのウマラ大統領

ペルーのウマラ大統領

(CNN) ペルー大統領府は22日夜、南部イスライ郡に23日から60日間、非常事態宣言を発令すると発表した。

同郡で銅生産大手サザン・カッパーが進めるティア・マリア銅山の開発計画に対し、環境汚染を懸念する抗議行動が激化したことを受けた措置。治安維持のために国家警察と軍部隊を投入するという。

開発現場からの映像は、少なくとも1人のデモ参加者が頭部の外傷で死亡したとみられる姿を伝えている。警察が催涙弾を使い、デモ隊が抵抗する場面も映っている。

デモ隊は、銅山開発は環境を汚染するばかりで地元経済の発展につながらないと主張している。

国営アンディーナ通信が政府閣僚の話として伝えたところによると、政府側は環境対策に全力を挙げてきたが、「小規模な団体」が暴徒化したために宣言発令を余儀なくされたという。

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