日本、米国債の保有額で6年ぶりの首位 中国を抜く

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香港(CNNMoney) 米財務省は15日、日本の米国債の保有額が中国を抜いて6年ぶりに首位になったと報告した。今年2月末時点での統計結果で、日本の保有額は1兆2244億ドル(約147兆円)。中国は1兆2237億ドルだった。

両国は今年1月、共に米国債の売却に動いたが、中国の動きがより活発だったとみられる。日本の首位返り咲きは、米国の金融危機以来。

財務省によると、中国の米国債の保有額は過去1年間で492億ドル減少。一方、日本は136億ドル増えた。

中国では最近、為替政策の変更が指摘される。これまでは米国債を購入して、人民元の価値を低く抑え、外国市場での輸出競争力の向上を図ってきたとされる。しかし、近年は為替政策に対する米国の批判やインフレ対策もあり、人民元高を容認する方向に転じたとされる。

米国内での国債の大口保有は、中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)が行っており、最後に発表された統計では約2兆5000億ドルとなっていた。2007年末の数字と比べ約8000億ドル増えていた。

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