ドイツ、ギリシャの融資延長要請を却下

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ギリシャの債務問題に揺れるユーロ圏

ギリシャの債務問題に揺れるユーロ圏

ロンドン(CNNMoney) ギリシャは20日、ユーロ圏諸国に対し6カ月間の融資延長を申し入れた。だが、最大の債権国ドイツはすぐにこれを却下した。

ドイツ財務省は声明を出し、「ギリシャ政府からの書簡には何ら本質的な解決策が盛り込まれていなかった」と指摘。「実際、支援条件を満たしていない、つなぎ融資の話に終始していた」

交渉がまとまらないとギリシャは資金不足の危機に瀕する。同国への金融支援は今月末で期限切れとなる一方で、3月には国際通貨基金(IMF)に15億ユーロ(約2000億円)、8月には欧州中央銀行(ECB)に65億ユーロの支払いが必要となる。

1月の総選挙後に発足したギリシャ新政権は、総額2400億ユーロ(約32兆円)の金融支援の条件である厳しい緊縮財政策を緩和するとの公約を掲げている。

だが債権国側は、当初の条件を遵守するよう求めている。

債務延長の問題については、ブリュッセルで20日に行われるユーロ圏財務相会合で引き続き議論される予定だ。

キャピタル・エコノミクスのジェニファー・マッケオン氏は「ギリシャに歩み寄るのは難しい」と語り、妥協の余地が残っているとすれば長期債務だろうとの見方を示す。

「短期的にはギリシャの資金繰りを可能にするための合意も得られる可能性がある」「より長期的な課題には依然として取り組みが必要となる」とマッケオン氏は言う。

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