スポーツ賭博VS株式投資、その似て非なるもの

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ニューヨーク(CNNMoney) スポーツ賭博を行うギャンブラーと、株式市場で勝負する投資家。未来を予測できるという自信、感情に流されての失敗、負けず嫌いの気質など、共通点は多々あるようだが、その実、スポーツ賭博と株式投資は似て非なるものだ。

まず、リスクという点でみると、スポーツ賭博の方がより危険といえそうだ。長い目で見れば、ダウンサイドリスクが少ないため、投資家の方がより多くのチャンスがある。別の言い方をすると、株式市場の方が、スポーツ賭博のブックメーカー(賭け屋)よりもはるかに寛容だと言える。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の金融情報部門「キャピタルIQ」のチーフ投資ストラテジストであるサム・ストーバル氏は「投資がギャンブルだと思っている人は多いが、私はいつも違うと言っている」と述べ、米国の代表的な株価指数であるS&P500種指数を引き合いに出した。

ストーバル氏の調査によると、S&P500種指数は1926年以来、実に73%の期間において上昇を見せてきた。

一方、スポーツ賭博の場合、73%もの安定した勝率を実現するのは難しい。

それにもかかわらず、米国でスポーツ賭博が人気なのは、賭けの対象として魅力があるからだろう。

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