ギネス、パレードのスポンサーから撤退 同性愛差別に抗議

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ギネスがスポンサーからの撤退を表明した

ギネスがスポンサーからの撤退を表明した

ニューヨーク(CNNMoney) 米ニューヨークのセント・パトリックス・デー(聖パトリックの祝日)のパレードを巡り、アイルランドのビール大手ギネスが16日、スポンサーから降りると発表した。パレードから同性愛者が排除されていることへの抗議としている。

17日はアイルランドにカトリックを広めた聖パトリックの命日とされ、同国最大の祝日となっている。ニューヨークではこの日に合わせて毎年、盛大なパレードが開催される。

パレードでは、参加者がプラカードやTシャツで同性愛などの性的指向を示すことが禁止されている。これに対して同性愛者の擁護団体GLAADなどが強く抗議してきた。

今年のパレードを前に、オランダのビール大手ハイネケンがスポンサーからの撤退を発表。同性愛者が集まる同市内のバー「ストーンウォール・イン」は、ギネスも撤退しなければ同社のビールの販売を中止すると警告した。GLAADも17日に同社への抗議イベントを予定していた。

ギネスは前夜の発表で、「パレードの規則が変更されることを期待していたが、かなわなかったので撤退を決めた」と説明した。GLAADはこれを歓迎する声明を出した。

セント・パトリックス・デーにボストンで開催されるパレードにも同様の規則があり、地元のビール・ブランド、サミュエル・アダムスが今年、スポンサーから撤退した。

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