「秘密のレシピ」で消費者を引き付けろ 米コカ・コーラの販売戦略

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1915年のポスターですでに「偽物」に注意するよう呼びかけている=Coca-Cola Company提供

1915年のポスターですでに「偽物」に注意するよう呼びかけている=Coca-Cola Company提供

ロンドン(CNN) 米飲料大手のコカ・コーラが先ごろ発表した2013年12月期通期決算では純利益が前期比5%減の86億ドル(約8600億円)となったほか、通期での販売量も予想を下回る2%の増加にとどまった。

足を引っ張る格好になったのは炭酸飲料の不振で、販売量は1%の増加に過ぎなかった。消費者が水や果物ジュースなどに流れており、世界的な炭酸離れが進んでいる。

ただ、ペプシコなどの競合他社が炭酸飲料の販売不振を埋めあわせるために他商品への展開を図るなか、同社はあくまでコーラ飲料に注力する姿勢を打ち出す。炭酸飲料業界の苦境にも動じないコカ・コーラのマーケティング戦略の中核にあるのは、謎めいた「秘密のレシピ」だ。

消費者心理の専門家は、あえてレシピの秘密性を強調し、コーラに神秘の衣をまとわせることで、消費者を引きつける戦略だと指摘する。

その秘密に迫っていこう。

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