米GMが女性CEO任命、自動車大手で初

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CEOへの就任が決まったメアリー・バーラ氏=John F. Martin/General Motors提供

CEOへの就任が決まったメアリー・バーラ氏=John F. Martin/General Motors提供

ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は10日、上級副社長のメアリー・バーラ氏を最高経営責任者(CEO)に昇格させる人事を発表した。米自動車大手のトップに女性が就任するのは初めて。

バーラ氏はGM勤続33年のベテランで、現在のダン・アカーソンCEO(65)の後任として来年1月15日に就任する。

アカーソン氏は2010年9月からCEOを務めていたが、妻の看病のため、予定より数カ月早く退任する。GMのCEO交代はこの5年足らずで5回目。アカーソン氏が兼任していた会長職にはテオドール・ソルソ氏が就任する。

バーラ氏は同社の教育制度を利用して18歳でGMに入社。世界人事担当副社長、国際設計・工学・制度管理・品質担当執行副社長などを経て、今年8月から世界製品開発および調達サプライチェーン担当上級副社長を務めていた。

今回の発表に先立ち米財務省は9日、2009年の公的資金によるGM救済で取得したGM株式の残りをすべて売却したと発表している。

米国を代表する大手500社のうち、女性CEOがいるのはペプシコ、ロッキード・マーティン、ヒューレット・パッカード(HP)、IBMなど21社。バーラ氏は22人目となる。

自動車業界全体では、全従業員に占める女性の割合は21%と、ほかの業界に比べて少数にとどまっている。

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